スキルアップ

社内SEに必要な知識を習得するオススメ書籍5冊

はじめに

今回は、配属された後に実際に読んでいった情報系知識を習得できる書籍を5冊紹介します。

この記事の要約

・今までITについて知らなかった人向けです。
・社内SEは広く浅くをまず目指しましょう
・最低半年間はひたすらインプットとアウトプットの繰り返しです。

わたしは、新卒でメーカーの情報部門に配属となりました。いわゆる、社内SEです。
一般的なPCの操作はわかってたものの、配属されるまでは一度も情報系のことを勉強したことはありませんでした。

実際に配属されてみると、先輩社員や上司が何をしているか全くわからず、困ったことをよく覚えています。
なので、私のように、未経験で配属された人が困らないようになるための内容となります。

想定読者

・いきなり情報部門に配属されてしまった
・いわゆる、SIerに就職することになった
・転職希望者

1.社内SEの時に特に役に立った書籍について

社内SEとして最低限の知識を習得するために、私が選んだ書籍を紹介します。
これを半年くらいかけて読み込んで、使いこなせるようになることで最低限の知識が身についたと実感しました。
その後から、実際に仕事を任されるようになったことを覚えています。

PCの基本的な仕組み

まずはPCの基本的な仕組みを理解しましょう。
例えば、

・フォルダ

・パス

・PCの構成
など

オススメは基本情報処理技術者試験の勉強を行うと良いです。
体系的に勉強をすることができます。

注意点としては、頭から読まないことです。
特に、テクノロジー系のアルゴリズムと呼ばれる領域は、かなり取っ付きずらいと思うので、
初めのうちは、自分が少しでもわかる領域から手を出していくことをオススメします。

最初は言葉を覚えるのに時間がかかりますが、自分のPCを用意して、操作しながら覚えていくとだんだん頭に入ります。
繰り返し学習することも重要です。

サーバー

サーバーについて理解することも重要です。
というよりも、サーバーってそもそもなんですか?という人もいると思います。
私は正直上記のレベルからのスタートだったので、この本から読み始めました。

ここで始めてPCとPCの間でも、クライアントとサーバーという関係性がわかるようになりました。
上記のクライアントとサーバーという言葉が少しでもわからなければ、ぜひ読んでみることをオススメします。

webアプリケーション

どのシステムもプログラミング言語を使って開発されています。
ただ、プログラミング言語ができるだけでは、システムの全貌は見えません。

私は以下の書籍で全体像を掴みつつ、実務で周りの人に聞きながら、知識の習得をしました。

データベース

PCでは、数多くのデータを管理したり、活用することが多くあります。
私は、製品がいつどのくらい販売されたかを管理するシステムを担当していたので、例えば以下のような分析をしていました。

・売上金額調査
・製品台数調査

これらの調査を、データを使って自分で行うために、以下の書籍を読んでDBを操作するための言語であるSQLを習得しました。
DBを操作できるようになることによって、調査する仕事が増えてきます。

業務知識

最後に業務知識です。
始めて担当する領域をざっくり学ぶために、必ずこの書籍でポイントを掴んでいました。

社内SEは広く浅くな知識が求められます

オススメ書籍を5冊紹介しましたが、
実際、かなり広い領域の知識が必要だと感じる人が多いと思います。
その感覚はその通りで、社内SEは幅広い知識を広く浅く求められます。

なぜなら、規模の大きな業務システムが複数あり、システムの機能を知るだけでなく、
サーバーや連携されている他のシステムとの関わりが深いからです。

例えば、会計システムであれば、会計の知識も必要となるため、システムのことだけ勉強していれば良いというわけではありません。

上記は一例ですが、具体的に「どのような人とどのような話をするか」、どのような知識が求められるのかを整理したので話していきます。

外注しているベンダーとはITに関する知識が求められます

システムの全てを自社内で開発・運用・保守までやることはありません。
単純な業務に関しては外注を雇い、日々のオペレーションを行います。

しかし、何かトラブルが起こったときに、何が起きているか状況を把握するのはベンダーではありません。

そのため、外注しているベンダーの方から何が起きているかを聞き出して、正確な指示を出す必要があります。

だから、ITに関する知識は当然必須です。

担当するシステムの機能と業務知識を理解する必要があります

担当するシステムがどのようなシステムかによって習得すべき知識が異なります。
上記では、「会計システムは会計の知識が必要です」と書いています。

しかしメーカーであれば、
「ものを作る時に考える生産管理の知識」や「売る時に考えるマーケティングの知識」などが必要になってきます。
なぜなら、そのシステムを使って実務を行うのは、製品を設計する人やマーティンぐ担当者であったりするからです。

例えば、機能を拡張しようとした場合には、
現状はどのようなオペレーションを行なっており、どう変えたいかを必ず定義する必要があります。

定義する際に、オペレーションを実際に行なっている人にヒアリングをして、
現状どのようなオペレーションを行なっているかを聞き出す必要があります。

そのため、システムのことだけでなく、そのシステムで行なっている業務についても知る必要があります。

点と点が線になるのは最低でも半年くらいかかります

最後に、社内SEとして最低ライン話していることが理解できるレベルになるまでは、
だいたい半年くらいかかります。その理由をこれから話していきます。

習得する知識が多岐に渡ります

上記ですでに察しの良い方は、もう理解されていると思います。
社内SEはとにかく習得する知識が多岐に渡ります。

他の部門からは「社内のITのことは全て理解しているんでしょ?」と思われてしまうことも多いです。
実際はそんなことないのは当たり前ですが・・・。

ITというキーワードが入ったらすぐに相談される対象になるので、豊富な知識を求められます。

IT + 業務知識も勉強する必要があります

知識を整理すると、ITとシステムを使っているユーザーの業務についてを知る必要があります。
今までITについてやってこなかった人が、同時にこれらの知識を習得しようと考えると、

かなり時間がかかります。
いくら勉強してもわからないことがあるので、継続することが大事でした。

最後に

いかがでしたでしょうか?
IT未経験で情報部門やSIerになると初めはきついです。
なのではじめの一歩で、この記事を読んで要点をつかんでもらえれば幸いです。

私は、継続的にITと業務知識を習得した結果、
年収+キャリアアップという形で転職アップに成功しています。

もし同じように、将来的にスキルアップを目指している方は、ぜひ以下の記事も一読いただけると幸いです。

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ぜひ一読よろしくお願いします。