はじめに
転職活動を行い、転職先から内定を得た場合、内定承諾をする前に気にするべきことをまとめます。
転職は年収UPが見込める場合にオススメで、実際に額面的にはプラスとなることがあると思います。
ただし、以下4項目は目に見えない収入であり、
現職と転職先とで比較した上で、最終的な判断が必要です。
やりたいことを実現するためには、
収入ダウンの転職はやむを得ないと考える人もいると思いますが、
将来的に困らないように、リスクを最大限減らしながら転職をすべきだと私は考えます。
以下では、私自身の体験談を交えながら整理していきます。
よく考えてみると、年収ダウンということがありうるので、考えるきっかけとなれば幸いです。
・福利厚生
・賞与
・退職金
・年金
・福利厚生は会社によって異なりますが、実はみえない収入が隠れています。
・いつ退職すると賞与が最大限受け取れるのかを意識する必要があります。
・退職金の有無とどの程度受け取ることができるのか確認しましょう。
・企業年金の種類把握と、両社で何を受け取ることができるのか確認しましょう。
福利厚生
まずはじめに、福利厚生です。
福利厚生の一環で、お金をもらっている場合、そのお金を含めて年収になっています。
転職活動でオファーをもらった場合、提示された給与に福利厚生のお金が含まれていない場合があります。
以下では一般的なお金がもらえる福利厚生の一環を示しますが、
そのほか思い当たるものがないか想像するとさらに良いです。
住宅手当
住宅手当はよくある福利厚生の一環ではないでしょうか。
独身時代は少なくても、結婚すると金額が大きくなったりする場合もあり、
転職先の将来的な給与の上がり方も気にする必要があります。
月3万円でも年間36万円、月5万円であれば60万にもなり、無視できないです。
家族手当
家族手当も気にする必要があります。
奥さんがパート等で子供がいる場合、妻+子供分も手当の対象となるため、無視できないです。
これも月トータルで2万弱、年間24万円となりおなじく無視できないです。
社員食堂
社員食堂は忘れがちだと考えます。
世の中的にランチで800円のところ、社員食堂であれば半額で食べれたり等
直接の支給ではありませんが、意外と大きな節約になります。
例えば、上記のように半額で食事できる場合、年間で10万ほどになります。
賞与
転職後で賞与がいつもらえるかも重要です。
これは私の失敗談ですが、賞与がもらえる権利を得る1カ月後に入社をしたため、
転職後の初回賞与が約1年後となり、少し苦しい思いをしました。
転職先は、賞与も含めた想定給与を提示するため、
転職後で賞与がいつもらえるか気にする必要があります。
一時的には給与が下がってしまうため、入社時期は注意が必要です。
前職の退職金
退職金も重要です。
入社後、短期間での離職は自己都合退職区分に加えて、
さらに退職金の金額が下がるリスクがあります。
将来的な退職金も考慮に入れながら、
いくら稼げば退職金以上の年収UPにつながるか検討しましょう。
企業年金
企業年金についても考慮する必要があります。
企業年金は、確定給付年金と確定拠出年金の2種類があります。
転職先が、確定拠出年金のみの場合はまだ良いですが、
企業年金制度がない場合、自分でidecoに加入する等の将来の資産形成が必要になります。
現職が、確定給付年金と確定拠出年金の2種類併用しているような会社であれば、
年金が1つ減るのは大きな痛手となります。
特に、確定給付年金は勤続年数等に比例する形となるため、注意が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
転職オファーをもらって、年収UPとなっても、実態はdownとなっている可能性は大いにあります。
今回提示した検討ポイントは、ほんの一部に過ぎないです。
実際、企業ごとに福利厚生や年金、退職制度は異なるため、自身で1つ1つ判断していく必要があります。
これらの整理を行ったうえで、年収UPが望めるのであれば、その転職活動は成功したとと考えます。
そしてその後はさらに自己投資をして、市場価値をさらに高めることをオススメします。
具体的によく言われている、
英語・IT・会計が即価値を高めてくれる(仕事の幅を広げる)と考えますが、
体系的に物事を学ぶことのできる資格取得が良いと考えます。
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